獣医皮膚科認定医を取得しました
この度、獣医皮膚科認定医試験に合格し、認定医資格を取得しました。
獣医皮膚科認定医は、動物の皮膚病の症例を数多く診察していること(過去3年間に600症例以上)と、学会発表や論文発表、研修会参加などの要件を満たした獣医師に受験資格が与えられ、筆記テストと面接の試験に合格すると、皮膚科認定医資格を取得できます。
滋賀県には自分を含め、獣医皮膚科認定医は現在2人です。
犬猫の皮膚病にはアレルギーや角化症など、治療しても完全には治らず、痒みや痛みといった苦しみが生きていく中で長い時間、続く病気があります。
自分が皮膚科を深く勉強することになったきっかけは、このような皮膚病に悩む動物と飼い主さんに多く遭遇し、少しでも動物と飼い主さんが快適に過ごせるよう、力になりたいと思ったことです。
かゆみや脱毛など皮膚の症状に悩まれている方は、一度ご相談ください。
初診の方はお昼の時間に特別な予約枠を設けておりますので、お電話でご予約をおとりください。
詳しくは皮膚科ページの「予約診療について」をご確認ください。
現在当院で治療中の飼い主様も、何かご不明な点がございましたら、いつでもご相談ください。
症状に応じて以下の検査を行う場合もあります。
例① 皮膚糸状菌症が疑わしい場合(特徴:かゆみのない脱毛やフケ)
例② 犬アトピー性皮膚炎や食物アレルギーの子で、原因を特定したい場合
例③ 内分泌異常による脱毛の可能性が高い場合
→血液検査、ホルモン測定、腹部超音波検査
例④ 治療法決定のために確定診断が必要な場合(皮膚リンパ腫、落葉状天疱瘡など)
皮膚科認定医として、適切かつ幅広い治療の選択肢をご提示できればと思います。
【診断・治療実績】
・犬アトピー性皮膚炎
・食物アレルギー/食物有害反応
・膿皮症
・皮膚糸状菌症
・マラセチア皮膚炎
・ニキビダニ症
・疥癬
・ノミアレルギー皮膚炎
・シラミ・ハジラミ症
・マダニ症
・ハエウジ症
・角化症/角化異常症
・落葉状天疱瘡
・全身性エリテマトーデス/円板状エリテマトーデス
・好酸球性皮膚炎
・脂肪織炎
・表皮壊死症
・薬疹
・甲状腺機能低下症
・副腎皮質機能亢進症
・性ホルモン関連皮膚症
・皮膚石灰沈着症
・スタッドテイル
・毛周期停止
・淡色被毛脱毛症
・パターン脱毛症
・脂漏性皮膚炎/原発性脂漏症
・皮膚リンパ腫
・心因性脱毛
・外耳炎(アレルギー性、細菌性、マラセチア性、ミミヒゼンダニ)
・耳介辺縁皮膚症
・耳血腫 等
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昔、びわ湖放送でアレルギー性皮膚炎についてお話をしたことがありました。
〇どういったしぐさで皮膚病かどうかみわけたらよいのか?
〇食物アレルギーとアトピー性皮膚炎の違いは?
〇ドライスキンの対処法は?
などの疑問にもお答えしております。
もしよろしければ、ご覧ください。




