彦根犬猫病院 Hikone Animal Hospital

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2024年8月19日

マダニが媒介するSFTSに注意

SFTS(重症熱性血小板減少症候群)という、マダニが媒介するウイルス感染症があります。

 

ウイルスを保有したマダニから人に直接感染する場合もありますし、

マダニから犬や猫に感染し、犬や猫から人に感染する場合もあります。

人に感染した場合の致死率は27%との報告があり、怖い病気です。

過去には宮崎県でSFTSに感染した猫の治療にあたった獣医師と動物看護師が罹患した事例があります。

 

滋賀県では発生が珍しく、2019年に初の感染事例があり、以降滋賀県北部で計3例の犬・猫の感染が報告されていました。

 

この度滋賀県獣医師会から通知があり、滋賀県南部で初の感染事例(猫)が確認され、

ウイルスを保有するダニの生息域の拡大が推察されるとのことです。

 

マダニ予防薬の適切な投与により感染リスクを下げることができますので、予防薬の投与を忘れずにしてあげてください(特に春~秋)。

また、草むらなどにはなるべく入らないようにお気をつけください。

 

動物の体にマダニがついているときは、無理にとらず、動物病院を受診してください。

 

特にお外に行く猫さんで感染事例が多いため、活動性低下、食欲低下、急激な発熱等の症状がみられた場合は、猫さんを触る際にもゴーグル、マスク、手袋などの防護をなさってからケージに入れて、動物病院にご来院ください。

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