彦根犬猫病院 Hikone Animal Hospital

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2024年10月15日

猫さんの新薬情報・糖尿病の経口治療薬「センベルゴ」

猫さんで新しいお薬が出ました。

飲む糖尿病治療薬「センベルゴ」です。

 

 

糖尿病治療の基本はインスリンの注射ですが、このお薬は飲むお薬です。

自宅で注射しなくて良いというメリットがあります。

 

糖尿病はインスリンが体の中で少ないタイプと、インスリンが作用しにくいタイプがあります。

このお薬はインスリンが体の中で少ないタイプとは相性が良くなく、

インスリンが作用しにくいタイプとの相性が良いお薬です。

 

インスリンが体の中で少ない子では、このお薬により具合が悪くなることがあります。

 

インスリン注射からセンベルゴに切り替えて、経過が良好な子と、ケトアシドーシスという病的な状態になり元のお薬に戻す子と、わかれるようです。

 

現在インスリン注射でコントロールが良好な子は無理に変更する必要性は低いのではないかと思いますが、

注射が困難な子には治療の選択肢が増えて良いと思います。

 

お水を飲む量やおしっこの量が増えた、という症状から糖尿病がみつかることが多いので、

日々の様子で変化がありましたらご相談ください。

また、健康診断の血液検査で発見できることもありますので、定期的な健康診断をおすすめします。

 

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