彦根犬猫病院 Hikone Animal Hospital

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2025年7月1日

エコー検査 ~胆のう編~

こんにちは。

獣医師の秋山牧子です。

 

前回エコー検査についての記事をアップさせて頂きました。

 

ずっと前から(個人的に好きな)エコー検査についてのブログを書きたかったのですが、なかなか時間を確保できず…、佐々木先生がきてくれたことで、お昼の時間に少しずつ書けるようになりました🥲感謝です✨

佐々木先生は温和で説明上手で知識豊富な素敵な先生です😊

是非一度お話してみてほしいです😄

 

~エコー検査(胆のう編)~

 

胆のうは肝臓で作られた胆汁(たんじゅう)という消化液を一時的にためる臓器です。

胆のうからの管は腸につながっており、胆汁が腸に流れるようになっています。

 

エコーの画像では、液体は黒くうつります。

 

①正常な胆のうの中には胆汁がたまっているので、上の図のように中は黒く見えます。

 

②胆のうの中の液体が泥状になると、黒い中に灰色や白のもやもやがみえるようになります。

胆泥症といい、基礎疾患として高脂血症やホルモンの病気がある場合は診断や治療が必要です。

(猫さんでは胆泥のみでは病的意義無しとされています。)

 

③胆石がある場合は胆のうの中に白いものがみえて、シャドーと呼ばれる線が一緒にみえます。

 

④の「胆のう粘液のう腫」では、中身が更に粘度を増した状態になっており、時に中身の一部が腸への管に詰まり、胆のうが破裂することがあります。

 

 

今までにエコー検査を受けて頂いた患者様や、今後受けられる患者様の参考になりましたら幸いです😊

他の臓器に関してもまた投稿していきたいと思います。

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