彦根犬猫病院 Hikone Animal Hospital

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2025年7月10日

エコー検査 ~肝臓編~

こんにちは。

獣医師の秋山牧子です。

 

先日、佐々木先生がフェレットさんの手術をしておられました。

エキゾチックアニマルさんの知識や経験も豊富で、すごいな~✨と尊敬しています。

初診のエキゾの患者さんも増えています。

気になることがありましたら、一度佐々木先生にご相談ください🐹

 

さて、エコー検査について、各内臓ごとにブログを書きたいと思い、今日は2個目です。

 

今回は肝臓のエコー検査についてお話します。

 

肝臓は、腸が吸収した栄養分を代謝・解毒するための臓器で、体の真ん中にあります。

 

肝臓のエコー検査では、まずエコー源性(正常より白っぽくないか、黒っぽくないか)や、大きさ、血管の幅などをみます。

エコーの設定で濃淡がかわるので、パッと見た感じだけで判断するのではなく、見え方が一定している近くの脂肪や肝臓内の血管と比較をします。

白っぽい(高エコー)・・・クッシング症候群(副腎皮質機能亢進症)、肝リピドーシスなど

黒っぽい(低エコー)・・・うっ血肝、リンパ腫など

 

大きさは、胃との重なりなどから判断します。

クッシング症候群では肝臓が大きくなります。

門脈シャントや門脈形成不全の子では肝臓が小さいです。

 

全体(びまん性)の異常や、局所の異常がないかをチェックします。

 

 

大きさや見た目などから、必要に応じて針をさして細胞の検査をしたり、CT検査や一部組織を採取して病理組織検査をおこないます。

 

肝臓にできものをつくる病気で多いものは、

・結節性過形成

・肝細胞腫

・肝細胞癌

があります。

肝細胞癌は悪性腫瘍ですが、手術でとりきれた場合には完治も期待できます。

他に、肝胆管がん、胆管がん、血管肉腫、カルチノイド、組織球肉腫、他の臓器からの転移などがあります。

 

肝臓のしこりはなかなか症状にあらわれませんので、定期的な健康診断による早期発見が推奨されます。

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