彦根犬猫病院 Hikone Animal Hospital

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2026年1月27日

がん学会参加・脾臓のエコー

こんにちは。

獣医師の秋山牧子です。

 

先日、日本獣医がん学会に参加するために、大阪へ行きました。

 

 

会場の最寄り駅は大阪城公園駅です。

 

 

駅から出たところで大阪城がみえました😊

 

 

飛行機が近くを飛んでいる…😆(乗り物が好き)

 

 

赤矢印の建物が、会場のホテルニューオータニです。

 

朝イチの講演は、

「脾臓病変にどう挑むか?」

というテーマでした。

 

脾臓の異常は超音波検査で発見されることが多く、

異常がみつかった時に

 

・経過観察とするか?

・針をさす細胞診検査をするか?しないか?

・手術でとるか?とらないか?

 

といった決断を迫られます。

 

意外と教科書的な絶対の指針というのがなくて、

獣医師によってばらつきがあったりします。

 

講演では

それらの判断基準や

病気ごとのエコーでの見え方について

腫瘍内科・画像診断・病理の先生がお話をしてくれました。

 

脾臓にしこりがあった時、

小さくて内部にあり破裂を起こさない様子なら経過をみますし、

破裂・出血の恐れがあるものは、良性病変(過形成や良性腫瘍)でもとる必要があります。

 

 

講演中に画像診断の先生がおっしゃっていて、

特に猫ちゃんの飼い主さんにも知っておいて頂きたいのが、

猫の脾臓のエコーはプローブの種類が大事!(リニアでもみること!)

ということです。

 

プローブとは・・・

 

エコー検査のイラスト(猫)

 

イラスト中で、手にもってる白いものです。

 

 

過去にブログ

エコー検査~脾臓編~

でも載せているのですが…

 

 

この先が四角いほうが「リニア」プローブです。

 

セミナーの中では、実際の患者さんのエコー画像で、

マイクロコンベックスでみると異常がみえない脾臓が

リニアをつかうと病変がみえるケースを

報告されていました。

 

どっちのプローブでみているかは、

上の画像のように、

全体の画像が扇型か四角かでわかります。

(扇形→マイクロコンベックス、四角→リニア)

 

どちらが良い悪いとかではなく、

プローブはお互いに得意不得意があるので(リニアは表面が得意・奥は不得意)、

組み合わせて検査をします。

 

また、ネコさんの脾臓エコーで、一見異常にみえるがこの見え方は正常!という画像も紹介されました。

 

とらなくてよい脾臓をとることがないように。

かといって、とらないといけない脾臓を見逃さないように。

 

 

他にも、皮膚型リンパ腫に対する新しい薬や、

多中心型リンパ腫に対して化学療法に放射線治療を組み合わせる治療法についてなど、

新しい情報をたくさん得ることができました。

 

病気に苦しむ患者さんとご家族の力になれるよう、

これからも学ぶ気持ちを忘れず、頑張ります。

 

 

 

 

 

 

 

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